P.F. ドラッカー
新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法
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人気ランキング : 18054位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : ダイヤモンド社
発売日 : 1997-11 |
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本書はドラッカー理論の主流から少し外して位置する本 |
本書はドラッカーの『現代の経営』そして大著『マネジメント』、『経営者の条件』、『創造する経営者』(内容は彼の事業戦略論)と言う主流の著作からすると少し外れて位置する本である。
よって、いきなり本書を読んで「ドラッカーがこう述べている」と始めてしまうとドラッカーの読者から、「理解不足」との評価をされてしまうので、ご注意されたい。
私は、出来れば先述の4冊に加えて、『企業とは何か』も併せて読まれた上で、本書の評価をされることをご提案いたします。
ドラッカーの雄大な頭脳がとても同じ「一人の人間」が持っている物とは思えなくなります。彼はアインシュタイン同等に凄い!
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イノベーションの原点 |
本書は、私の知るかぎりシュムペーター以来、
初めてイノベーションを真剣に語ったものだと思います。
イノベーションには幾つかの方法があると書かれていますが、
技術革新によるイノベーションが最も難しいとされています。
世の中何が起きるかわからないので、市場を注視せよ、と訴えています。
また、将来予測は不可能であり、人口動態だけが頼れる情報だとも述べています。
本書が素晴らしいのは、
既に幾つかの重要な書物の原点になっていると思われることです。
イノベーションについては、
クレイトン・クリステンセンの
「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」「明日は誰のものか」が、
予測不可能性については、
サンタフェ研究所が扱っている複雑系(以下の書籍を参照)が、
ミッチェル・ワールドロップの「複雑系」、
スチュアート・カウフマンの「自己組織化と進化の論理」
発展形態として位置付けられます。
また、本書の「企業家」を更に過激なものにしたのが、
トム・ピーターズの「魂」シリーズ(全4巻)でしょうし、
頼れる情報が「人口動態」であることを踏まえて分析したものが、
大竹文雄の「日本の不平等」だと思います。
イノベーションについて知りたい方は、まず本書を読むことをお薦めします。
なお、新訳版のタイトルが「起業家」になっていますが、旧約版は「企業家」です。
本書は、起業するためのものだけではなく、
企業が行うべきものとして書かれていますので、留意してください。
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上は良かったのに |
下は曖昧な部分が多く上と比べるとかなり落ちる。例えば総力による攻撃についてなんとなくイメージをできる程度の事は書いてあるものの何をもってそう定義するのかはっきりと分かる記述は無い。上のイノベーションの機会が良いだけに起業家戦略の部分が物足りない。
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重複するのが気になる |
上ではイノベーションの7つの機会を中心にかかれており読みやすく、新規事業を起こしたいと考えている人にとってはぜひとも読んでほしい本。ただ何を言えば7つの機会のうちギャップを利用するとニーズを利用するの区別がつきにくい、実践上は問題ないと思うが、気持ちとしてしっくりこない。その分だけ減星。
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イノベーションの座右の書 |
ドラッカーの本はどれも唸らせるものが多いが、この本はそのなかでもずば抜けている。何度も読み返し、自分のDNAとすべきだろう。