城 繁幸
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
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人気ランキング : 105位
定価 : ¥ 735
販売元 : 光文社
発売日 : 2006-09-15 |
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言いたいことはわかるが・・・ |
実際に大手企業の人事部で働いていた著者だけあって,人事部の裏側や実際に働く人たちの意見に絡んだ話は面白い。だが、内容が特に目新しいわけでもなく,論理構成は甘く感情的で,データも十分でないと思った。大卒入社社員の36.5%が3年以内に辞める(2000年)とのことだが,「仕事が面白くないから」「金銭的に報われないから」の理由で一体何%が説明できるのだろうか。途中からは中高年が会社にのさばっている話になるが,ここで出てくるのは30代の社員がやる気を失うという話であり,若者が3年で辞めることとは全く無関係だ。ただし筆者の社会に対する怒りとは十分関係しているが…。
筆者の怒りは十分に理解できるのだが,これではただの感情論であり,結局筆者の嫌う既得権を守ろうとする中高年のサラリーマンが,居酒屋で政治家の既得権を批判する『床屋談義』と何も変わらない。
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若者として声をあげよう!このままでいいのか! |
とても考えさせられる内容の本でした。
これは「若者の主張」なのです。
気がつけ。裏でこんなことが起こっているんだぞ。このままでいいのか。
多少、挑発的な感じもしましたが
採用という最前線にいる筆者がどうしても押さえきれなかった
主張がわかりやすく、展開されています。
最前線からの視線ゆえ、多少戸惑う部分
深読みの部分もありますが、
基本的にボクは納得しましたし、彼に賛意を表します。
既得権益を持つものは持つが故に力を持ち、
その力を使って自分たちの利益を誘導します。
それが既得権益を持たぬ者、そのレールから外れた者との
格差が広がるのです。
持つ者と持たざる者
それを雇用制度を一つの例に論じている良著と感じます。
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日本社会にはびこる閉塞感の正体 |
仕事をする中で、このところ感じる閉塞感。「何故だろう?」とこの数年、ずっと感じていました。
その閉塞感の正体が、この本によってようやく見えてきました。
少なくともこの本は、「年功時列(既に崩壊している)のレールを走り続けること」と「レールを降りて自分の足で走ること」の選択肢を自分に投げかけました。
また、会社内の若者代表として、言うべきことは言わないと会社がダメになる・・・という危機感も出てきました。
結局、閉塞感だけ感じていて、自分のやりたい仕事を与えられるのを待つだけでは何も前進しない。自分のやりたい仕事は自分で勝ち取る、そのために何をするのか?を考えさせられました。
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一気に読ませる内容なのは確かですね。 |
正直言って、こういう本ははじめて読んだので、内容の真偽については、よくわからないですが。なまけものの自分がたった二日で読みきった内容であったことは確かですね。
文章の構成とかは、とても上手だと思います。で、ひとつひっかかったのが、公務員の削減についてです。公務員はリストラされるのではなくて、新規の採用を減らして、定年で辞めていく人を、削減としてカウントするというのが、与野党の提案だとこれには書いてあります。
つまり、民間で行われたような首切りはないってことですよ。これが現実ですね。
高校生が、公務員になりたがるのも、無理は無いと思いましたね。しかし、18歳の若者が、若いうちから公務員ばかりを選択するのは、この国の躍動感が損なわれている証拠だと思いました。
もっとも、これは、その高校生の親がリストラにあったせいなのかもしれませんがね。不安定な時代だから、なお安定を求めるのでしょうか?
自分は若いころ夢があり、それは実現しないで終わったという苦い経験がありますが、そこから学べたのも事実です。
まぁ、全員が公務員になれるわけではないですし、前述のように、新人公務員は狭き門らしいですから、そこからはじかれてどうするかですよね。
一方、東大生の官僚離れは、進んでいるとのことも書いてあり、現実は一色ではないのだな
と思いました。
総評的には、面白い本であると思います。値段も手ごろではないでしょうか?
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■ 年功序列が原因なのか? |
大卒の新入社員の36.5%が3年以内に辞職している。
その理由を著者は、人事の発信する「求める人物像」がずれているからではないかと
推測している。
高度な仕事が出来る人物を求めていると学生に情報発信しながら、結局はかばん持ち
のような仕事を新人にさせている。年功序列を中心とした制度で日本企業は動いてい
るからだ。
それで新人はやる気を失うのだと。
たしかに、そういう企業はあるだろうし、どこの企業でもそういった面はある程度当
てはまるかもしれない。
しかし、全ての企業が本当にそうだろうか?
著者の理論はやや強引であると感じた。